抜け毛や薄毛に悩んでいる男性は、
発毛治療のエビデンスに基づいた治療を調べ、行う以前に、
ドラッグストアや薬局で購入できる「育毛剤」、「養毛剤」、「育毛シャンプー」、「薬用シャンプー」
と記載された商品を購入し、使用している方が殆どなのが現状です。
結論から申し上げますとこれらの商品は血行を良くしたり、頭皮の皮脂を落とす効果はあるかもしれませんが、
「発毛」にはつながりません。
今回は抜け毛や薄毛に悩む方への注意点、使用するべき3つの医薬品を解説していきます。
市販の育毛剤は効きません【ミノキシジル・デュタステリドorフィナステリドでOK】
先述の「育毛剤」や「養毛剤」と記載された商品は「これを使えば頭髪が増える、生えてくる」と消費者をぬか喜びさせるような宣伝文句を大々的に宣伝していますが、
科学的な証拠(エビデンス)がないという事をしっかりと認識する必要があります。
今はインターネットやショッピングサイトで「育毛、養毛、発毛」などと検索をすれば様々な商品の情報を手に入れる事が可能です。
しかしながら、効果のほどはと言うとサクラのレビューが散見され、疑問を抱かざるを得ないのが現状です。
現時点で日本において育毛と発毛に効果があるとされている薬品は下記の3つのみとなっています。
- ミノキシジル(塗布または服用薬)
- デュタステリド(服用薬)
- フィナステリド(服用薬)
これらはAGA(男性型脱毛症)に悩む男性に対して大きな効果が期待出来ます。
レビューや宣伝文句に騙されない
私自身も薄毛に悩む一人ですので、様々な育毛剤や養毛剤の販売サイトを閲覧してきました。
そこでは必ずと言っていいほど
「すぐに効果を実感できます」
「ユーザーの生の声を紹介」
といった文言と本当に使用したかどうかも分からない方々の写真が掲載されています。
発毛と育毛は簡単ではありません。
それなりの時間と費用が掛かります。
ですが、薄毛に悩む方にとっては喫緊の問題ですので、藁にもすがる思いで上記の様な販売サイトで商品を購入してしまった事もあると思います。
私個人の意見としてはその様な育毛剤には手を出さず、先述のミノキシジル配合の発毛薬、デュタステリドまたはフィナステリド配合の医薬品を医療クリニックで購入するべきと考えます。
医薬品 医薬部外品 薬用 の違いを知る
まず「医薬品」とは病気や疾患の治療を目的とした医師の処方箋が必要な薬です。
数年に渡り、臨床試験(治験)を行い、効果が認められたものです。
1日〇錠、朝食後と夕食後に1錠ずつといった具合で使用量や使い方が明確に定められています。
一方、育毛剤や育毛シャンプーなどの殆どは
「医薬部外品」
「薬用」
と記載されています。
医薬部外品は医薬品に比べて効果が劣るもので、厚生労働省が認可した成分が一定の量で配合はされていますが、
病気の治療効果を約束されたものではありません。
ドラッグストア等で販売されているほとんどの商品は「医薬部外品」です。
医薬部外品 = 発毛、育毛の効果はほとんど期待できないという事になります。
中には「厚生労働量認可」と記載がされている育毛剤もありますが、
上記の通り「医薬部外品」には変わりありませんのでパッケージやサイトの文言に騙されない様にしなければなりません。
薬用と書かれた商品は市販のシャンプーと何ら違いはありません。
厚生労働省に認可された成分を医薬部外品と名乗れるレベルに満たない量で配合している商品と覚えておくと良いかと思います。
サプリメント 頭皮マッサージも基本的には効果0です
育毛サプリメントとして多くの方に認識されているのは
「亜鉛」
「ノコギリヤシ」
です。
これらも発毛に直接的に作用する訳ではなく、毛髪を強くしたり、抜け毛の原因となっているDHT(ジヒドロテストステロン)の生成や働きを弱める効果が期待されているだけです。
特に亜鉛は普段の食事から摂取する事が可能ですので、バランスの良い食生活を心掛ける事が大事と言えます。
「育毛サプリ」と呼ばれているものはそれらの成分すら入っていないものもありますので、ご自身でしっかりと成分を見極める必要があります。
頭皮マッサージもやり方を正しく行えば、頭皮の皮脂を効果的に除去し、ミノキシジルを塗布した時の吸収率が上がる可能性がありますが、ヘッドスパなどのサービスもリラクゼーション効果が期待出来る程度に考えた方がよいでしょう。
結論 ミノキシジルとデュタステリドorフィナステリド
この先、新しい発毛剤や発毛治療が確立され、誰もが抜け毛や薄毛に悩まない時代が来ると私は考えています。
ですが、今の時点で毛根が死んでしまうと、いくら治療をしても改善しない可能性があります。
ご自身の髪の毛を未来の治療法まで残しておく為にも
安価な育毛剤のみでケアを行わず、
ミノキシジルの塗布または服用、
デュタステリドもしくはフィナステリドの服用を今すぐにでも開始しましょう。
何から手をつければ分からないという方は信頼できる医師のいるクリニックで無料相談を受けるのも良いかと思います。
プライバシーも考慮されていますので、先ずはお気軽に悩みを打ち明けてはいかがでしょうか。
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